GRSJ HOME / ライブラリー
「安心して暮らせる生き生きした地域社会に!」(3)

::

  1. 馴染みのお金の性格
  2. 地域通貨の発想
  3. 入るを計って出るを制す
  4. スイスでは

(2)からの続き。

馴染みのお金の性格

皆さんが持っているお金は日本銀行券ですが、今、日本国じゅうに幾ら出ていると思いますか。お札、現ナマです。総額でいくらでしょうか。50兆円です。これを多いと見るか少ないと見るかですが、その50兆円でいろいろな取引をしています。1枚のお札が何回か使われます。何十回も何百回も使われるわけではありません。ところで日本のGDPは幾らですか。1年間で国民が働いてサービスを提供したり、いろいろなものを生産して売ったり、その取引として成り立った金額、経済活動をして作り上げている価値がGDPです。昨年はデフレで少し減りましたが、大まかにいって500兆円です。日本の現ナマは、その10分の1です。その現ナマを10回使うと500兆円になりますが、10回も取引に使われているかというとそんなことはないでしょう。それではお金が足りないじゃないかと思うでしょ。実はお金はまだ別のところからも生まれています。銀行が勝手に作っているんです。

勝手にといっても、無限には作れないです。銀行と普通の企業などでは、どこが違うか知っていますか。法律にも書いてありますが、1つの主体が借り手と貸し手を同時にやるというのが銀行なんです。それを難しくいうと受信業務、信用を受ける業務と授信業務、信用を授ける業務です。銀行はこれをやっているんです。例えば私が100円持っていたとします。それは日本銀行券です。つまり50兆円のうちの100円です。それを銀行に預けました。つまり預かった銀行はその人から100円を借りています。その人の口座に100円と書いて銀行通帳を渡すわけです。銀行は100円を持っています。銀行の金庫にそれを入れて大事に保管しておくんですか。そんなことはありません。その100円を貸します。もちろんその銀行預金したものは、要求払い預金といっていつでも下ろしたくなったら全額下ろしてもいいんです。下ろしにくるかもしれないから少しは準備金として一部を取っておかなければなりません。例えば1割取ったとすると10円です。10円を取って、中央銀行である日本銀行に預けておきます。下ろしにきたらそれを払えばいいんです。あとの90円は別の人に貸します。その90円を借りた人は90円という金額を書いた預金通帳をもらいます。借りた人の中にはもちろん90円全部もらう人もいます。けれどもほとんどは90円のうちのかなりの部分をその預金通帳に書いて、私はこれだけ借りてこのお金があるというようになります。そうすると銀行は預金通帳の90円分の1割である9円を残して81円をまた貸します。またその1割の8円を残して73円を貸します。そうすると90円+81円+73円+……とずっといきますね。これをたくさんのお客さんでやっています。ちょっと考えると不思議でしょ。借り手と貸し手を同時にやれるという時に、銀行は実はこういう計算をたてたんです。最初に100円借りたのは負債です。ところがそれで次に90円を貸すとその90円は債権ですから自分の資産です。資産の部に90と書きます。これはダブルブッキングといわれますが、二重計上、1つのものを2回計上します。そういう計算を銀行は出来るんです。借り手と貸し手を同時にやることを通して、銀行は信用創造をしています。最初日本銀行が出したお金、現生は経済学ではベースマネー、基礎的なお金といいます。これがいろいろ市中にまかれるけれども金融機関に預けられて、そのベースマネーを元にしてお金は増えていくんです。我々は一銭もお金を作れないのに、銀行はうまいことやっているわけです。ただ、その役割をしているから世の中に必要なお金、例えば500兆円のGDPがあった時にどこかで取引された代金は全部支払われる必要があります。そのお金がそこから計上されているわけです。

好景気の時には借入をしたい人が増えるから、お金がたくさん作り出されます。今のように不況の時には借入したくない人が多いので銀行が作り出すお金が減ります。これを貨幣乗数といいます。ベースマネー、現ナマなどの日本銀行が出したお金を元にしてそれが何倍のお金に増えているかということです。こういうもので景気の状態を見るんですが、何にもないところからどうして銀行だけがお金を作れるんでしょうか。日本の国の政府と地方政府、自治体の借金は今、600兆円以上です。昨年のGDPが500兆円だから、国民が飲まず食わずで1年間働いて作ったものが全部売れたとしても、入ってきた代金では足りない、まだ100兆円以上の借金が残ります。何故でしょうか。

日本の法律、明治時代の法律では政府しかお金を刷ってはいけないと書いてあります。日本銀行とは何でしょうか。日本銀行は国の機関ですか。違います。株式会社です。だから証券会社の店頭に行けば、日本銀行の株券を買えます。単に政府が最大の株主だということに過ぎないんです。そこが出している借金の書き付けが日本銀行券です。もちろん法律で人はそれをお金として使わなければならないように決められています。これを法定通貨といいます。けれども何故そのような法律で銀行の作ったお金を使うんでしょうか。

政府はお金が余っている国民や投資家から600兆円を借りています。いろいろな形で国債が売り出されています。もちろん利息が付いています。利息分先取りで割引き型、最初に100万円だったら利息分を割り引いて90何万円というように、その残りの金額だけ払えば100万円分買えるようなタイプもあればいろいろなタイプがあります。国債をみんなが買い、政府の借金は600兆円を越していて、それには利息が付きます。毎年毎年財政危機だといって国債の利子分を払うためにまた国債を出すという感じです。今は600兆円ですがあと2〜3年で軽く1,000兆円になるでしょう。これは国の借金です。国民1人1人で割ると500万円ぐらいでしょうか。600兆円を1億2千万で割った金額があなたの借金というわけです。その1億2千万には今生まれたばかりの赤ん坊から明日死ぬかもしれないお年寄りまで、全員入っています。それだけ借金があります。利息が毎月どんどん増えていきます。それをどうするんでしょうか。

子供が考えればおかしいと気がつきますが、大人は当たり前だと思っています。国は日本銀行券を手に入れるためにきゅうきゅうとしています。でも子供ならお金が国のものなら国で出せばいいでしょうと思います。大蔵省が刷ればいいんです。そうでしょ。そうすれば利息が付きますか。借りていないので付きません。何故しないのでしょう。日本の国の借金がかさんでしまったのをどうしましょう。何年か前にステートマネー、国のお金、国家紙券をやれないものかという意見が自民党の中で出たそうです。それで私は喜びましたが、すぐその話は消えました。その借金を解決するためにどうするかについて、今、いろいろな政党の政治的意見があります。しかし彼らのやり方には2通りしかありません。1つは増税です。彼らは絶対に増税をします。もう1つはインフレです。

インフレになるとお金の価値が下がります。たとえば100円で卵を1個買えたのが200円出さないと買えなくなるんです。お金の値打ちが半分に減ります。物から見たお金の値打ちが下がるんです。今はデフレですから逆のことが起こっています。だから私にうまい投資先はないかなどといろいろ言ってくる人はいますが、欲をかくなです。今はたんすに1,000円を入れておいてもデフレだから物の値段が下がる。欲しいものがあれば今日買うよりも1日待って明日買った方が安くなります。そういうことがデフレです。物との比較で見たお金の値打ちが上がってきます。政府はこれから目標インフレ率を決めようとしています。どれぐらいインフレにしようか、そのためにどうしたらいいか、お金をどれだけたくさん刷ろうかなどと考えているんです。インフレにすると言うと国民が怒るので、目標インフレ率についての議論がどうだこうだなどと、分からないような言い方をします。目標インフレ率とは何ですか。普通の人は煙に巻かれて分からないです。早い話がインフレをやろうということです。インフレというのも税金の一種なんです。ケインズという経済学者が言っていますが、インフレというものは見えない税なのです。今まで卵を100円で買えていたものが200円になった、お金の値打ちが半分に減ったら、国中に出回っている現金の値打ちが減ります。あるいは預金創造、銀行の信用システムが作り上げた預金通帳上のお金も減るわけです。では減った半分はどこに行ったんでしょうか。全部、国民から吸い上げられているんです。見えない税なんです。2つと言いましたが、2つとも増税だということです。1つはあからさまに増税、もう1つは見えないようにこっそり増税です。しかし600兆円をなしにするぐらい税金を上げるというのは大変です。まず不可能でしょう。だから分かりやすく言わないんです。ところがそれを解決するアイディアがあります。国が地域通貨の考え方でやれば解決するんです。

TOP
地域通貨の発想

ここから具体的な地域通貨の話になります。いろいろなところで、いろいろなグループが地域通貨を始めています。そこで国や地方政府、自治体がやる時に1番いい例があります。フランスの海岸に近い辺りのイギリス領に、ガーンジー島という小さな島があります。日本でいえば江戸時代、ナポレオン戦争が終わった1830年ごろ、ヨーロッパじゅうが悲惨な状態でした。その中でもガーンジー島は、何もない貧しい過疎の島でした。人はたくさんいました。ただ港の設備もなければ公共施設も何もありませんでした。お金はイギリスのポンドが流通していましたが、ほとんどの人はポンドを使わないで大切にためていました。ある時、ガーンジー島に市場が欲しいという話が出ましたが、ガーンジー島の自治政府にはお金がありませんでした。それで島の何人かを委員に任命して、知恵を出すために会議をしました。地域通貨の考え方など全然ないころです。この島には働き手がいっぱいいて市場を作りたい、お金がないなら自分たちで出したらとポツッと誰かが言いました。そうだ、働いた人に自分たちがお金を払っても、それで市場が出来ている。市場という財産は出来ているじゃないか。だからガーンジー島政府がお金、借金の証文のようなものを刷って出して、人を雇ってその人にお金が行くようにしました。ガーンジー島政府は、借金して市場を作ったようなものです。どこがおかしいんでしょう。

そしてガーンジー島では、イギリスの通貨であるポンドとガーンジー島政府が出しているお金の2つの種類が存在するようになりました。ガーンジー島の政府が出しているお金はガーンジー島でしか使えません。ガーンジー島の自治政府とイギリス政府を比べれば、信用はもちろんイギリス政府の方があります。同じお金といってもポンドの方がいいので取っておきます。ガーンジー島政府が出したお金はそれほど信用がないので先に使ってしまうというわけです。ちょうど市場も出来たのでどんどん使います。すると地域でどんどんお金が回ります。すなわち資源が回るということです。ヨーロッパじゅうが戦後の悲惨な状況なのに、ガーンジー島だけは大繁栄しました。孤島なので何年も知られていなかったんですが、そのうち、どうもあそこはうまくやっているようだという話がロンドンまで聞こえてきました。それでイギリス政府は、国しかお金を刷ってはいけないのにあなたたちは何だと言いました。ガーンジー島政府が事情を説明すると、特別にいいだろうということになりました。そしてロンドンの銀行がガーンジー島に支店を作ったんです。結局、ガーンジー島の繁栄は急速に終わりました。何故でしょうか。銀行が入ってきてこう言ったからです。今も世間で聞かれるような理屈です。何の担保もなく勝手にお金を作るなんてだめです。そんなことをしていいのですか。信用できません。お金が必要なら我々が貸します。ガーンジー島政府の出しているお金が政府のところに戻ってきたら、だんだんなくしましょう。我々が必要なポンドを貸します。そしてガーンジー島政府は銀行からポンドを借りました。利息が付きます。財政は悪化します。住民のために出来ることはだんだんなくなります。大繁栄したガーンジー島は10何年たってロンドンの銀行の支店が入ってきてから、誰も注目しない元の過疎の孤島に返ってしまいました。ガーンジー島政府が19世紀に出したお札は、今日でも一部使われているそうです。地域通貨はある地域の中だけでと限定されて使われるお金です。なるべく早く使って自分たちの中で資源を回したいという要求に応えるもので、その地域の中の人が信頼していればお金として通用するということがここで分かります。だからガーンジー島の通貨は、ガーンジー島の人がお金だと認めていればお金なんです。地域通貨はどんなレベルで行われても、地域を豊かにするものです。それは地域内で循環するお金だということから分かります。

TOP
入るを計って出るを制す

二宮尊徳の時代から、豊かになるための知恵は1つしかありません。入るをはかって出ずるを制すです。利益を手に入れるためには稼ぐと同時に使う面も制さなければなりません。幾ら稼いでもそれ以上に使っていれば借金になってしまうからです。原理は単純です。入るをはかって出ずるを制す。地域社会が豊かになろうと思うなら、入るをはかるのは今まで同様一生懸命やりなさい。同時に出ずるを制しなければいけません。ガーンジー島に銀行が進出してきて、何故繁栄が終わってしまったのでしょう。銀行から借りると利息も払わなければなりません。銀行がもうけた分はロンドンに行ってしまうからです。今の地域通貨も発想は同じです。いろいろなところで商店街がゴーストタウン化しています。地域通貨で何とかならないかとよく相談されますが、あなたはどこで買い物をするのですかと私は尋ねます。商店街の人が、車を30分ぐらい運転してワンストップ型のショッピングセンターに買い物に行きます。隣の八百屋でキャベツを1個買うよりもショッピングセンターのスーパーに行った方がたとえば10円安いからだそうです。車を運転して時間を使うなら、隣の八百屋で買った方が10円高くても、そっちの方が安いじゃないですか。それでもショッピングセンターにみんなが行ってしまうんです。大規模店舗法が実施されてから、日本の商店街の多くがつぶれています。何故それがだめなのでしょうか。ワンストップ型のショッピングセンターに入っている店のほとんどが全国資本だからです。自分たちが入るをはかっていくら稼いでも、ワンストップ型のショッピングセンターに行って使えば、全国資本の店、例えばマクドナルドがもうけた利益は東京の本部に行きます。ところが隣の店で買うと、買ってもらった商店主は自分のところに入ってきたお金を地元でまた使います。地域で見ると出ずるを制するんです。その知恵がないとだめです。

円はどこでも使えるので、どこへも行くんです。だから地域通貨のような違う仕組みを入れて、地域のものが少しでも回るネットワークがあれば、出ずるを制します。自分の地域から外の地域に購買力が逃げて行くということは減るでしょう。北海道でもそうです。酪農家がたくさんいますが、そうではない農家もあります。牛乳はどこで買っているのか尋ねると、スーパーで買っていると答えられました。隣で牛乳が出来ているではありませんか。それを買わないので、酪農家は全部乳業メーカーに買ってもらわなければなりません。これは大変です。売る人がたくさんいて買う人が1社だけなら、買う人の立場が強いです。言い値で買えます。とにかくこの牛乳を100%メーカーに買ってもらわなければ困るから、頭を下げてでも買ってもらいます。値段を幾らにしてくれと言われても、嫌だと言えないんです。ところが1割でも2割でも地域で牛乳が売れるような仕組みがあったら交渉力が違ってきます。その乳業メーカーは全国資本です。もちろん、そこでもうかったお金は全部その地域ではないところに行きます。出ずるを制するということは地域通貨の基本です。取引を仲介する別のお金の仕組みを作れば、ものやサービスを自分たちの中でかなり回せるのではないでしょうか。補完的な仕組みを作れば地域経済は強くなります。交渉力が出来るからです。

TOP
スイスでは

先ほどのビデオではカットされていましたが、スイスにはヴィアという銀行があります。

これは地域通貨のグループなんです。スイスは全産業の8割が中小企業の国です。この8割の中小企業の2割がヴィアに参加しています。これは戦前に最初は協同組合として出来ました。世界大恐慌中の1934年に出来たんです。60年以上の歴史を持っています。会員はヴィアという単位のお金で取引します。仕組みは交換リングと同じです。交換リングは通帳を使います。ヴィアの場合はスイスじゅうに会員企業があるので、仕入れも販売も何でもその中で出来るほどになっています。もちろん国外と取引しているところはスイスフランという国民通貨も必要なので、ヴィアの中ではスイスフランとヴィアの2つのお金を使っています。会員企業は自分のところはこういう製品があるとカタログで知らせます。カタログには会社ごとにこの品物は国民通貨5割、ヴィア5割というように複数の通貨立てで値段が表示してあります。5割はスイスフランなのでスイスフランを使って、5割はヴィアなのでヴィアを使って決済します。ヴィアの方はもちろん利子が付きません。ヴィアを本部から借りる時にはわずかにプラスの利子が付きますが。会員企業の中で取引をお互いにすると、ヴィア銀行の自分の口座上でプラスマイナスが精算されていくという仕組みになっています。スイスの中小企業は凄く強いです。欧州統合で1つの市場になるというので激烈な競争がありましたが、スイスの中小企業でつぶれたところはほとんどありません。

普通の企業が事業経営をする時、資金が必要なので借りてきます。それは資本コスト、利息分がかかるお金です。利息というコストは、事業がうまくいってもいかなくても必ず返さなければならない、負担しなければならないんです。利子と利潤は、どこが違いますか。利子は借りた段階でもう決まっている金額、利潤は事業がうまくいったら上がる利益です。うまくいかない時は全部パーです。しかし事業がうまくいかない時でも、最初に借りたお金につく利息はもう金額が決まっています。事業がうまくいかなくても、これを負担しなければなりません。決定的に違うわけです。ところが地域通貨のヴィア銀行の会員になった企業は、ヴィア立てで取引している分はほとんど資金コストがかかりません。これは企業にとって凄くいいですね。

日本の中小企業は、手形を切ったら何とかして落とさなければならないということで、高い利息のお金を借りて手形を落とします。商工ローンに手を出します。一体何人が死にましたか。わずかな資金しかないので仲間うちでお互いに融通手形を切ろうじゃないか。しかし仲間うちだけで回していても最後にはどこかで円で決済しなければならない、円の都合がつかない、それでみんなつぶれます。2〜3年前も東京でありました。仲間うちで融通手形を切ってお互いに助け合っていた中小企業の経営者が3人、モーテルに行って最後に日本酒をちょっと飲んで、別々の部屋で同時に首を吊って死んだんです。そういう話はいっぱいあります。世界じゅうの地域通貨の仕組みで最も発展しているスイスのヴィアではそういうことはありません。スイスフラン立ての経済の景気が悪くても地域通貨の取引があれば最低限の支えになるからです。何かを仕入たい時でもヴィアの仲間うちから仕入れることが出来ます。買い手もヴィアの仲間うちの中にいます。そういう意味で中小企業に抵抗力がつきます。もちろんお金も製品もサービスも全部仲間うちで回っていますから外に出て行きません。出ずるを制すをやっているわけです。事業者がやる仕組みとしてはヴィアが最も発展しています。

その後に続こうという試みはたくさんあります。とにかくヴィアを目標にしてやろうというところが日本にもたくさんあります。私が入っているピーナッツという地域通貨のグループが千葉にありますが、ここはヴィアのシステムを目標としています。商店も3軒ぐらい入っています。これから入ろうかという商店も多いです。交換リングのような仕組みでやっています。こういうはがき1枚が通帳です。裏には取引の日付と取引の内容を書きます。取引をした時に、売ったらピーナッツを受け取りますからプラスの点数を立てます。反対に取引相手である買った方にはその逆のマイナスの点数を立てます。ここにお互いにサインをして終わりです。これを全部使い切ったら、ここに50円切手をはって郵便ポストに入れると、NPO団体がやっている本部で口座上の処理をして、また新しいはがきをくれます。

最も発展しているヴィアにはこういうものはありません。電子取引にしているんです。今はカードです。ほかのカードとも一体化されているようなものもありますから、ヴィアを取引する時にカードを出してガチャガチャッとやると、書類がヴィアの本部に行って口座上で決済されます。もちろんゼロしかなくても地域通貨の仕組みでは買えます。マイナスが立つだけなんです。いつか自分が売る時、プラスがつくので精算されます。

(づづく)

TOP
GRSJ HOME / ライブラリー

2002 Gesell Research Society Japan: All Rights Reserved